そもそもサブスクってなに?
最近サブスクという言葉を耳にする機会が増えていませんか?
そもそもサブスクとはサブスクリプション(subscription)という言葉の略で、定額制の会員サービスを意味しています。
言葉で聞くとピンと来ないかもしれませんが、たとえば年会費4,900円もしくは月500円を支払ってアマゾンプライム会員になってプライムビデオが見放題になったり、スポーツジムの会員になって好きな時にジムでフィットネスを楽しめるというのもサブスクのひとつです。
意外と知らないうちにサブスクを利用していませんか?
そして最近何かと話題なのが、飲食店のサブスクです。
カフェや焼き肉が月額固定で通い放題?
月額3,000円でコーヒー飲み放題
都内の西新宿や銀座などに展開している「coffee mafia(コーヒー・マフィア)は、あらかじめウェブ上で会員登録をしたうえで月額3,000円を支払うと、一杯300円のコーヒーを何度でも受け取れます。
単純に10回行けば元が取れることになりますよね?
今まで他のコーヒーチェーンに行ってた人も3,000円以上コーヒーに費やしてたとしたら、コーヒー・マフィアの会員になる価値は十分にあります。
お店の詳細はコチラから⇒https://tabelog.com/tokyo/A1304/A130401/13200577/
複数のカフェを低額でまとめて楽しめるサービスも登場
コーヒー・マフィアのように単独でサブスクを利用できるだけでなく、複数のお店で使えるサブスクのサービスも始まっています。
株式会社Same Skyという法人が展開しているCAFE PASSというサービスです。
定額サービスは2種類
・月額4860円で30杯利用可能(1杯当たり162円)
※11月18日現在新規受付停止中
・月額900円で3杯利用可能(1杯当たり300円)
※4杯目以降も定価の50円引きで注文可能
東京を中心に現在約150店のカフェで使えるサービスで、職場や自宅の近くなど対象店舗があればお得度はさらに増すサービスになっています。
あの牛角もサブスクに参戦!
最後は全国に約600店舗を展開している焼き肉チェーン「牛角」のサブスクです。
今まで紹介したサービスと少し異なり、月額3300円で牛角コースという「食べ放題」が半額になるというサブスクです。※11月18日現在赤坂店のみ利用可能
牛角コース(食べ放題)の定価は3,828円(税込み)ですが、半額の1,914円で食べられます。
サブスクのサービスを使わずに2回牛角コースを食べた場合は単純に3,828円×2で7,656円ですが、サブスクを使うと月額3,300円+定価の半額の1,914円×2で7,128円で、2回以上行けばお得になります。3回以上行けばさらにお得度は増しますね!
牛角のサブスクを手掛けているのはMONSTER PASSというサービスで、牛角以外にもしゃぶしゃぶ温野菜や土間土間など、いろいろな店舗でサブスクサービスを展開しています。
サブスクが増えている理由
サブスクリプションが増えている背景にはどんな理由があるのでしょうか?
顧客サービスのひとつであるのは間違いないですが、お店側にもメリットがなければ増えるはずはありません。
お店側のメリットと逆にデメリットについてもまとめてみます。
店側のメリット
・安定した売り上げが確保できる
例えば月額3,000円のサービスで1000人のユーザーを獲得できた場合、単純に月300万円の売り上げが確保できます。
もちろん一定の解約はでますが、そのぶん新規ユーザーが獲得できればストックビジネスとなり売り上げは安定して増えていきます。
・各種データが取れる
簡単な会員カードを利用するサービスと違い、サブスクでは継続的な支払いが発生するため詳細の個人情報を取得します。
どのような属性のユーザーがどのような利用をするのか、来店時間や場所、金額や利用頻度など詳細なデータを取得でき、次のサービスに生かすことが可能となります。
店側のデメリット
・新しいコンテンツの開発が必要
ユーザーは毎月の課金が発生するため、お店に行こうと思えるような魅力がなくなれば、すぐに解約されてしまいます。
解約を抑止するためにも常に新しいコンテンツ、サービスを開発し、魅力を保つ必要があります。
・ユーザーの確保
新たに会員を獲得するビジネスはすべて当てはまりますが、売り上げは初期段階から急激に増えることはなく、ゆっくり右肩上がりに増えていきます。
初期投資を回収するには時間がかかるため、体力勝負に陥ることもあります。
とはいえ、牛角などが始めたサブスクは、すでに既存の事業に試験的に追加した意味合いが強いので、大きなデメリットは無いでしょう。
ユーザー視点のサブスクのメリットは?
実際に利用するのは私たちユーザーです。
ユーザーにとってメリットがあるのかまとめてみましょう。
ユーザーのメリット
・何度利用しても定額の安心感
頻繁に利用するお店で、毎月の定額の料金より多く利用するのであれば単純にお得と言えます。
言い換えると定額サービスを利用する基準は、現在の利用額より定額サービスの料金が安いかが重要になるでしょう。
・どこお店に行こうか迷わずに済む
個人の価値観にも寄りますが、今日はどこの店に行こうとか何食べようかなと悩む時間が無駄と感じる方もいます。
そのような方にとっては、サブスクで行く店がある程度固定されてるほうが、悩む手間を省ける意味でもメリットはあるでしょう。
ユーザーのデメリット
・使わなかったら無駄になる
毎月定額サービスなので、利用しなくても料金は発生します。
気合を入れてスポーツジムの会員になったけど全然行かなくなったケースをイメージすればわかりやすいと思います。
あまり使わないと判断したらすぐやめるべきですし、退会が簡単かも事前に確認しておく必要があるでしょう。
さいごに 結局サブスクは得なのか?
結局サブスクは得なのか?
月額料金と、実際に利用すると思われる頻度を比較するしかありません。
その結果、月額固定のほうが安いとなれば利用しない手はありません。
その際の注意は、ついで買いをしないこと!
店側が割安なサブスクを展開できるのは、来店頻度を上げてもらい、来店の都度ついで買いをしてもらいたいからです。
余計なついで買いをしていたら、せっかく割安なサブスクのメリットを無駄にしてしまいますよね。
無駄な買い物をしないでお得にサブスク生活を満喫してください♪