30代文系の転職は難しい?つぶしがきいて履歴書に書ける資格3選

30代文系の転職は難しい
履歴書に書けてつぶしの利く資格3

30代になると転職って難しいかな?

特別な実績もないし、履歴書に書くことがない・・・

そんなお悩みにお答えします。

終身雇用制度は遠い過去の話、今では転職することは当たり前のこと。


といっても、転職35歳限界説などという言葉があったように、転職は年齢を重ねるごとに難しくなることも事実。

正確には、有利な転職をすることが難しくなるだけで、転職自体は何歳でもできると思っていますが。


ところで著者の私、ヨージーは文系出身の営業職でしたが、32歳で1回目の転職、35歳で2回目の転職をしました。

転職前から思っていたのが、文系の営業職は手に職あるわけでもないということ。


加えて特別な実績も少ないので、まずは何か履歴書に書ける資格を取ろうと思ったのがきっかけ。

そこで、履歴書に書ける、かつしっかり勉強すれば取れるレベルの資格を3つお伝えします。

あわせて読みたい☞30代で2回目の転職 実際に使ったエージェント3選


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転職に有利?履歴書に書ける資格3選

レジュメとパソコン

最初に断っておくと、資格は万能でないこと。

例えば、司法書士や社労士など超難易度の高い資格なら別ですが、一般的な勉強時間で取れる資格から即採用になることはありません。


ただし、資格を持っていることで信頼度が上がるのは間違いありません。

特にどの業界にもある程度好印象を与えることができる「つぶしの利く」資格は間違いなく存在します。

そんな資格を紹介しますね。


TOEIC

最初は当たり前かもですが、TOEIC

日常の仕事で英語を使うことは無くても、TOEICの点数が昇給や昇格の条件になっている会社も増えています。

例えば、ニトリは採用時に600点、楽天は係長昇格時に650点といった感じ。


また、どの業界でも英語ができる人材は重宝されます。

実際にはTOEICの勉強法は英語力というよりテクニックという要素もあるので、高得点=話せるとは別物ですが、点数が高いに越したことはありません。


まして、履歴書に書くのは点数だけですからね。

一般的には600点以上で履歴書に書けると言われていますが、価値が上がるのは730点以上でしょう。

730点を取っているのは受験者の20%と言われているので、それだけ価値があります。


学生の時以来全く英語を勉強していないという人には730点は厳しめのスコアかもしれませんので、まずは600点を目標にコツコツやりましょう。


一般的にTOIECO600点は英検2級相当、つまり高校卒業程度。

勉強時間は300~400時間と言われています。


1日2時間の勉強を半年続けるイメージです。

結構大変、だから価値があるという話なんですけどね。


先にも書いた通り、TOEICはある程度テクニックなところもあります。

詳しい勉強法は別記事に譲りますが、おススメの参考書はコチラ。

この本を読むだけで、TOEICはテクニックが求められることがわかると思います。


ファイナンシャルプランニング技能士2級

2つ目はファイナンシャルプランニング技能士。

一般的にはFPと呼ばれる資格ですね。

ファイナンシャル・プランニング技能検定に合格すれば取得できます。


1級から3級までありますが、正直3級では履歴書に書くのは微妙かも。

ただし、金融の実務がないと2級の受験資格がないので、まずは3級そして2級とステップアップするのがおすすめ。

勉強時間の目安は3級がおおむね100時間、2級が200時間。


試験自体は過去問をしっかりとけば、素直な問題が出るので手に負えない資格ではありません。

もちろん資格の価値は金融業界への転職とそれ以外では異なるでしょう。


ただし、金融知識はどの業界でも必須。

まさにつぶしの利く資格と言えるでしょう。


勉強時間はもともと持っている知識レベルに大きく左右されます。

それでもTOEICよりは少し手軽ですね。

英語はリスニングが苦手という人も多いですが、FPはとにかく暗記色が強いので暗記が苦にならない人は強い。


ちなみに私が受検時に使った参考書はこちらのシリーズ。

体系的に学べてこの1冊で済むので非常にコスパの良い参考書だと思います。


簿記2級

最後は王道の資格、簿記です。

経理の仕事や会計事務所に転職希望でもないのに、簿記が役立つの?と疑問を持たれるかもしれません。


簿記は会計向けの資格と思われがちですが、お金の動きを体系的に見る力が養えるうえに、決算書類を見る力がつくなど、仕事の上で役立つことが満載です。


1級から4級までありますが、履歴書に書けるのは3級以上。

ただし、3級は商業高校の生徒なら取れるレベル。


またメジャー資格ゆえに保有者も多いために、一般的には2級が欲しいところです。

また簿記を持っているからと言って経理職に就けるかというと、やはり経験がモノを言うので経験者には勝てない可能性が高いです。

ただし、資格としての価値は揺るぎません。


2級の勉強時間は独学かスクールに通うかで変わります。

独学だと350~500時間、スクールだと250~300時間が目安。

また3級から2級へとステップアップすのが一般的。

長期スパンで取り組みましょう。


そんな私は無謀にもいきなり2級、しかも独学で取り組んだので、かなり苦労しました。

4か月ほどの勉強期間でしたが、通勤時間の合間に加えて仕事終わり、土日のかなりの時間を費やしました。

私が実際に使った参考書はこのシリーズ。


運よく一発で2級を取得できましたが、試験のタイミングによって難易度に差があり合格率も低い時5%、高い時は40%などブレブレです。

運もかなり左右される怖い試験ですね(笑)


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転職時に実際に書いた資格

履歴書を書いている男性

私は32歳の時に1回目の転職をしましたが、その時は大学のサークルの後輩の紹介という関係もあり、あまり苦労しなかったのが正直なところです。

ところが転職先で仕事をするうえで、いろいろ将来について考えたときに職を変えようと思ったのが34歳の時。


その時に安易な考えでしたが、資格を取っておこうと思ったのが先に紹介した3つでした。

実際に転職活動をしたのは35歳の時。

私が履歴書に書いた資格は以下の4つ。

  1. TOEIC 765点
  2. FP2級
  3. 簿記2級
  4. 普通自動車免許

最後の運転免許は採用に影響していないと思いますが。


補足すると2回目の転職先は通信販売会社の金融部門でした。

元々保険会社にいた金融知識と、転職先の部内には海外事業もあることから英語力も若干評価されたのか、内定に至りました。

もちろん、転職エージェントの力も大きかったと思いますが、転職エージェントについては別記事でまとめたいと思います。


転職時に資格は役立つけど使い方次第

握手

転職時に資格取る意味ある?

資格だけ持っていても意味なくない?

確かに、その通りです。


資格を持っているだけでは意味ありません。

いわゆる資格コレクターになってしまっては、何したいのかわからなくなってますからね。


でも、転職の面接をするとき、相手はあなたのどこを見るか?

もちろん志望理由や熱意、過去の実績等を見ます。


おおむね評価は同程度の2人がいたときに、片方は仕事に適した資格を持っていて、もう片方は持っていなかったら、どっちを採用しますか?

資格を持っているだけでその人が仕事ができるという証明にはならないけど、意味はあることは断言できると思います。


ただし、どの資格を取るかは自分が何したいのかしっかり見極めてから取ることが大事。

極論を言えば、志望する仕事と持っている資格がまったく関係ないなら書かない方がいいことだってあります。

全く場違いな資格を見せても本気度疑われる可能性ありますから。


資格は使い方次第。

でもまずは取らないと始まらないですからね。


ちなみに社会人の平均勉強時間は1日6分と言われています。

ちょっと勉強すれば周りに勝てそうな気がしません?

まずは一歩踏み出してみましょう。

あわせて読みたい☞社会人の勉強時間は6分 ちょっと頑張れば同期に勝てます