人間関係で悩んだら…2:6:2の法則を思い出してあなたの好きな人を大切にしよう

あの人と性格が合わない…
陰口を叩かれてる気がする…

仕事や学校など、人間関係で悩むことはありますよね。

どんなコミュニティでも人が集まっている以上、合う人と合わない人がいるのは当然です。

そしてあの人と今日は会わないといいなとか、目線が気になるなとか、性格が合わない人に振り回されてしまうこともよくあります。

そんなとき、ちょっと考えを変えることで気持ちが楽になる方法をお伝えします。

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パレートの法則が人間関係にもあてはまる

パレートの法則という言葉を聞いたことがありますか?

もともとはマーケティングの世界などで使われていた言葉です。

パレートの法則とは、「2:8の法則」とも呼ばれる。 顧客全体の2割である優良顧客が売上の8割をあげているという法則のこと。

https://www.synergy-marketing.co.jp/glossary/pareto/

大切にするべきは2割のお客さん

例えば、ある居酒屋さんに来るお客さんのうち2割のお得意さんが全体の8割の売り上げに貢献しているといった具合です。

さて、この場合居酒屋のオーナーは、2割のお得意さんと8割のその他のお客さん、どちらを大事にすべきでしょうか?

答えは2割のお得意さんです。

限られた経営資源の中で注力すべきはお得意さんです。

企業の人材に例えると

企業の人材に例える場合は、さらに細分化されるケースが多いです。

  1. 2割:優秀な社員
  2. 6割:普通の社員
  3. 2割:お荷物の社員

といった具合です。

もちろん、2割の優秀な社員で全体の8割の売り上げをたたき出していることは同じです。

ではこのパレートの法則がなぜ人間関係の話とつながるのか、次でお話しします。

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2:6:2の法則における人間関係

パレートの法則を人間関係に置き換えた場合のイメージはつきますか?

あなたからの目線で見た場合は

  1. 2割:あなたが好きな人
  2. 6割:普通の人
  3. 2割:あなたが苦手な人

です。

一方で周りからのあなたに対する目線も同様です。

  1. 2割:あなたのファン
  2. 6割:普通
  3. 2割:あなたのアンチ

先ほども述べた通り、どうしてもあなたが苦手な人だったり、あなたのアンチのことに振り回されてしまうものです。

あの人と今日は会いたくないなとか、あの人の目線が気になるなとか…。

そんなときに最初に考えるのは、あなたの苦手な人やあなたのアンチを排除しようとすることです。

でもそれは意外と危険な考えでもあります。

働きアリの法則に見る2割を排除しない方がいい理由

働きアリの法則という考えがあります。

働きアリはよく働く2割のアリが8割の食料を集めてくるというものです。

全体としてはよく働く2割のアリと、普通に働いている6割とサボっている2割に別れます。

まさに先ほどのパレートの法則と同じですね。

そして、サボっている2割のアリを排除しても、残った8割のアリの中からサボるアリが出始めて、全体としてはまた2:6:2の分担になるという現象です。

苦手な人を排除するより好きな人を大切にしよう

働きアリの法則から導かれるのは、あなたが苦手な2割の人、あるいはあなたのアンチの2割の人を排除しても、残った人からまた苦手な人やアンチが生まれてくるということです。

つまり、コミュニティにいる限り絶対に2割はあなたの望まない人が出現するということです。

ならばどうすればいいのか?

望まない人はいる前提で、あなたが好きな人、あなたのファンを大切にすることではないでしょうか?

望まない人に振り回されるより遥かに健全な生活ができることでしょう。

ちょっと気が楽になる、そんな考えの一助になれば幸いです。