保険っていつ入ればいいの?
過去に保険会社に勤務していた経験上、知り合いから保険っていつ入ればいいの?という質問をいただくことが多々ありました。
それだけ、保険にいつ入ればいいのかわからない方が多いのだと感じました。
最初のうちは「必要な時に入れば十分だよ。」と答えていましたが、仕事柄いろいろな保険のケースを見るうちに、だんだん答えが変わってきました。
もし、いま同じ質問を答えたらこう答えます。
「入れるなら、今すぐ入りましょう」
ちょっと古いですが、まさに入るなら「今でしょ!!」です。
もちろん、「今でしょ」には追加の説明があって、「必要だと思う保険があるならば 、すぐ入りましょう。」です。
無駄なものに加入する必要は全くありません。
では、なぜ今すぐ入るべきなのか。
それは、入りたいと思ったときには入れなくなる可能性があるからです。
具体例を交えて考えてみましょう。
保険に入りたい人はどういう人!?
並んで座っている2人がいます。
どちらの人が今すぐ保険に入りたいと思うでしょうか?
人間ドックで何も指摘されなくて、元気いっぱいです!
先日がんが見つかって、いま闘病中なんです。
答えはBさんです。
なぜなら、Bさん保険の必要性が目の前に迫っています。ひょっとしたら、5年先は生きていないかもしれません。そうなると 今からでも何か備えができないかと考えます。だから保険に入れるなら入りたいと思うのは当然です。
一方でAさんは保険の必要性があまり高くありません。いつか入ろうと思うけど、まだいいかなと考えているかもしれません。
では、次の質問。
どちらの人が保険に入りやすいですか?
これはAさんです。
Bさんはすぐに保険が必要になる可能性が高いです。そのような人を保険会社は引き受けてくれません。リスクが 高すぎるからです。
保険会社もあくまで営利企業です。Bさんに保険に加入してもらってもに、すぐに保険金を支払うことが 予想されます。そのような人を引き受けてはくれません。
つまり、保険は必要性が目の前に迫っているわけではないけれど、いつか必要になるかもしれない人が入れるんです。 それが保険なんです。
だから入れるときに入らないと、入りたいときには入れなくなってしまう、ということがあるんですね。
保険が必要ない人もいる
そもそも保険って必要なの?貯金しておけばよくない?
とは言え、無駄な保険に入る必要はありません。
たとえば独身の方が、残された家族のためにという理由で大きな保険に入る意味はありません。
そのような方は、貯蓄目的だったり、自分が入院した時のための医療保険に加入するだけで 十分かもしれません。
もちろん、自分で貯蓄できるし、入院してもその貯蓄から賄うよということであれば、そもそも保険加入すら必要ないでしょう。
一方で、小さなお子様がいらっしゃるなど、将来の保障を大きく備える必要があるのならやはり保険は必要です。
もし、すでに十分な資産があって、お子さまの教育費などは賄えるのであれば保険に入る必要はありません。
ところが、そうでなければ、保険は必要になるでしょう。
そして、元気なうちに入っておくべきです。病気になったら入れなくなる可能性があるからです。
保険に入るとしたらどこで?誰から?どんな保険?
保険に入ろうにも、どこの会社がいいのか何もわからないよ
どんな保険が自分に必要かわからないという方は、プロの意見を聞くのがいいでしょう。
たとえば無料のマネーセミナーで無料相談を受けるとか、気軽に訪問しやすい保険のショップも増えているのでそれらをうまく使いながら情報収集する手もあります。
ただし、当然営業はされますので 注意しましょう。
営業されるのは苦手ということであれば、ご自身で保険の比較サイトなどをチェックする手もありですね。
「保険 比較」と検索しただけで大量にヒットします。
比較サイト直接保険会社にインターネットで申し込む方法もあります。
インターネットで完結するものもあれば、申込用紙が郵送されてくるケースもありますが、 保険の営業マンと顔を合わせるのが面倒という方にはおススメです。
もちろん、アフターフォローなどがないので、たとえば入院したり手術した時に保険金(給付金)を請求する手続きなどはすべて自分でやる必要がありますので注意してください。
さいごに
就職、結婚、出産、家の購入など、様々なライフイベントの時に保険を勧められることがあります。
子どもできたら保険に入っておいたほうがいいのかな?のようにぼんやりと考えている方もいいと思います。
しかし、無駄な保険に入る必要はありません。
必要最小限にすべきです。
でも、最小限の保険の必要性を感じたとしたら、入れるうちになるべく早く入ったほうが良いのは 間違いありません。
なぜなら後回しといて病気になったら、保険に入れなくなる可能性がでてくるからです。
いつ入ったほうがいいのかな?と疑問に思ったときには、入れるときというのをぜひ い出してくださいね!