2020年版 勝田全国マラソンのコースやアクセスを徹底攻略!

勝田マラソンのコースはどんな感じなの?

会場までのアクセスは良いの?

今日は2020年1月26日に茨城県ひたちなか市で開催される第68回勝田全国マラソンについて詳しく解説します。

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勝田全国マラソンの魅力

勝田全国マラソンは2020年で第68回目、第1回大会は前身の「読売全国マラソン」として1953年(昭和28年)に開催された歴史ある大会です。

特徴的なのが2016年の第64回大会まで定員を設けていなかったのです。

つまりエントリーすれば誰でも走れる!

東京マラソンなどマラソンブームが高まり高倍率の抽選になる大会が増える中、勝田は常に走りたいランナーを迎え入れてくれていました。

さらに都市型マラソンの参加費が1万円を超える大会が多くなる中で、勝田は6千円という設定がランナーに寄り添った形になっていました。

定員に関しては安全上の配慮から第65回大会からフルマラソン1万5千人、10キロ1万人の定員が設定されますが、それでも巨大大会なのは間違いありません。

万が一、大雪などで中止になった場合は参加費の返金はありません。

なぜ返金がないのか、不思議ですがコチラの記事も参考にしてください。

大会が中止でも返金がない!マラソン界の闇

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会場までのアクセス

最寄り駅はJR常磐線の勝田駅です。(上野ー勝田 特急約1時間10分)

勝田駅から会場の石川運動広場までは徒歩で10分、シャトルバスも運行しています。

専用駐車場はありませんので、クルマで向かう方は勝田駅付近のコインパーキングを利用しましょう。

毎年上野駅から勝田駅までの臨時特急が運行されます。

2020年大会も

  • 品川6:24発⇒勝田8:11着
  • 品川6:51発⇒勝田8:42着
  • 東京・上野・柏・水戸に途中停車

の2本が運行されます。

そのほかにも定期運航の特急ありますし、普通列車も多数走っています。

大会のスタートが10時半と遅めなので、都内からでも余裕をもって会場入りできます。

コースを徹底攻略

勝田のコースを制するには後半のアップダウンの攻略と寒さ対策がカギになります。

コースの全体図は以下の通りです。

スタートから15キロ付近まで

勝田全国マラソンのスタートは申告タイムごとにブロックに分かれます。

当然早い人が前、遅い人ほど後ろはずですが、ブロックに入る時にチェックはないのでEブロックの人がBブロックにいるなんてことがよくあります。

ここは改善を求めたいところです…。

スタートしてからしばらくは渋滞が続きます。

1キロ手前で昭和通りという片側2車線の大きな通りに出ますが、そこまでは自分のペースで走れないことは覚悟しておきましょう。

前半の山場は13キロ付近で大きな下りとその後の緩やかな登りです。

高低図で見てもよくわかると思います。

下の写真は下るところですが、かなりの斜度です。その後幟が続くので無理をしないで行きましょう。

15キロから30キロ付近

中盤の山場は25キロを超えたところにある陸橋です。

中間点を越えてだんだん疲れてきたころに常磐線の線路を超える陸橋が立ちはだかります。

ここで体力を使うと後半が持たないので、無理せずペースを落としてクリアしましょう。

また28キロ付近には西原集会所のエイドがあります。

実はこのエイドは大会が提供するエイドではなく私設エイドです。

地元の方々のご協力の下で成り立っているエイドですが、クオリティがとにかくすごい。

おばちゃんが「寄ってって~」と招き入れ、豚汁、おでん、おにぎり、漬物…別名「勝田食堂」と呼ばれるのも納得です。

タイムを狙う方はほどほどにしましょうね(笑)

もちろん大会が提供するエイドも充実していますが、気になる方はジェルなどを持った方がいいでしょう。

私はフリップベルトにジェルを3個入れて走りますが、ランニングポーチはフリップベルト一択です。

☞フリップベルトを徹底レビュー!控えめに言って神!

30キロ~ゴールまで

30キロを過ぎるとここから先は常に細かなアップダウンが続きます。

ここまでで脚を使い切っていると厳しいところです。

写真は34キロ付近、大きなアップダウンではないのですが、何か所もこのような細かいものがあり疲労が蓄積されます。

ここを越えて38キロ付近で昭和通りに出れば、会場に向かって来た道を戻るだけです。

もうここまでくれば気合です。最後の力を振り絞りましょう!

なお大会には関門が設定されています。

  • 30キロ地点:スタートから4時間30分(午後3時)
  • 35キロ地点:スタートから5時間10分(午後3時40分)
  • フィニッシュ地点:スタートから6時間(午後4時30分)

またスタートから4時間を経過して時点で交通規制は解除され、その後は歩道を走って信号も守る必要があります。

制限時間ギリギリでゴールを目指す方は注意してください!

意外な敵は「寒さ」

勝田全国マラソンが開催されるのは毎年1月の最終日曜日。

1年で最も寒い時期です。

過去3大会の天気を見てみましょう

気温天気
201910時4.1℃南0.8m晴れ
14時8.0℃北西3.0m晴れ
201810時2.8℃北北西1.3m晴れ
14時3.9℃北西0.9m曇り
201710時6.8℃北北西3.0m曇り
14時10.6℃東北東3.1m曇り

特に2018年大会では日中も気温がほとんど上がらず、途中で小雪が舞うほどでした。

完走目標レベルのランナーさんは冷えて体が動かなくなることもあります。

ホッカイロ、ネックウォーマーなど、万全の対策をしてください。

前日の過ごし方や準備などはコチラも読んでみてください。

最後に 地元にマラソンが根付いて最高の大会

最後に勝田全国マラソンの魅力を一言で言えば、地元が一体となってランナーを温かく迎えてくれる点です。

まず、勝田ほど私設エイドが充実している大会は他に見ません。

私も2018年大会にランナーとして出場したとき、沿道の子どもがホッカイロをくれたことがありました。

貼るホッカイロを背中に貼って無事にサブ4できたのが思い出に残っています。

いまでこそ定員が設定されましたが、ギリギリまで粘ってくれたのも走りたいランナーをすべて迎え入れようという気持ちの表れです。

また参加費が6,000円で他のフルマラソンと比べて圧倒的にリーズナブルな点も魅力です。

その分完走メダルはありません。4時間を過ぎると交通規制が解除されて、歩道を走らないといけない点もデメリットかもしれません。

でもそれを補う温かみがこの大会には間違いなく存在します。

東京マラソンのような華やかさは無いかもしれないけれど、つい走りたくなる大会であることは間違いありません。

ぜひ、勝田の魅力を存分に味わって、笑顔でゴールテープを切ってください!