【あつまれ どうぶつの森】 魅力と歴史を振り返ってみた。初代のこと覚えてる?

どうぶつの森が楽しすぎる~!!

2020年3月に発売されたNintendo Switch専用ソフト「あつまれ どうぶつの森」が大ヒットしてますね。

どうぶつの森は今作を含めて過去7作品出ています。

スピンオフ作品を含めるともっと多いのですが…。

ところで、初代のどうぶつの森って覚えてますか?

え?3DS?その前にDS版が出てたっけ?

いやいや、初代はNINTENDO64です!

今回は敢えて「どうぶつの森」の初代にスポットを当てて歴史と魅力を語りたいと思います。

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どうぶつの森の販売本数がヤバい!

2020年3月に発売された「あつまれ どうぶつの森」。

初週の販売本数は、なんと180万本を超えました。

3月20日に待望の発売を迎えた『あつまれ どうぶつの森』が、集計期間わずか3日間ながら188万本を売り上げ初登場1位。しかもこの初週販売本数は、Nintendo Switch用ソフトとしては、『ポケットモンスター ソード・シールド』の136.4万本(2バージョン合算)、『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』の123.8万本などを上回る、Nintendo Switch用ソフト史上最高の初週販売本数となった。

https://www.famitsu.com/news/202003/25195365.html

とにかくすごい勢いです。

コロナウイルスの影響で外出自粛ムードも重なり、売り上げは絶好調。

ハードの売り上げも好調で、まさに「どうぶつの森祭り」状態。

Nintendo Switch Liteは前週4.5万台から約5.8倍の26.3万台を販売した。品薄だったNintendo Switchも、前週1.1万台から12.9万台へと大幅増となった。

https://www.famitsu.com/news/202003/25195365.html

ホントすごいわ…。

ちなみに同じ週の販売本数2位はPS4の「仁王2」で約2万6000本。

2桁違うとは、恐れ入ります。

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どうぶつの森の初代ってDS?

大人気のどうぶつの森シリーズですが、初めてプレイしたのはどのハードでしたか?

DS版だような…

ニンテンドーDSで「おいでよ どうぶつの森」が発売されたのが、2005年11月。

じつはそれより4年前に初代「どうぶつの森」は発売されています。

まだ生まれてない人も多いかも…。

初代どうぶつの森はNINTENDO64版

初代どうぶつの森の発売日は2001年4月14日、ハードはNINTENDO64。

この写真を見て懐かしいと思う人はアラサー以上ですね!

発売本数は累計で約32万本。

今から見ると、少なく感じますね。

とはいえNINTENDO64自体、当時のプレイステーションやセガサターンに押されてたのも事実。

ハードの売り上げは累計554万台。

その中では健闘したほうですね。

今のSwitchの累計販売台数が2020年3月時点で約1,200万台。

やはりSwitchのすごさが際立ってます。

初代どうぶつの森の誕生秘話

開発当初、「どうぶつの森」は動物の力を借りながらダンジョンを冒険する内容だったそうです。

ハードの制約上ダンジョン部分を削る必要が出たため、仕方なく今の「どうぶつの森」のスタイルになったとのこと。

しかも、たぬきのような動物も4本足歩行だったそうです。

あくまで動物たちはダンジョンを助けてくれる役割だったので、どうぶつ本来の動きをしました。

のちに動物たちとおしゃべりするなら2本足の方がよくない?という理由で2本足になりました。

4本足の「どうぶつの森」を想像すると怖い…。

任天堂ゲームセミナー2008というイベントで、「どうぶつの森」の誕生秘話について当時の開発陣が語っています。

非常に面白いやり取りで、一部を抜粋します。

プレイヤーが何をするんだと考えたときに、最初にこれかなと思ったのは「自分の部屋を持つこと」だったんです。

その部屋を思い思いに飾って、飾る材料もどこからか手に入れてくる。

それをプレイヤー同士で見せ合うのはどうだろうかと。

人と人とが絡んで、コミュニケーションにつながるようにするためにプレイヤーごとに差が生まれるようにしようと。

そもそも時間差で遊ぶゲームですし。

一生懸命やらなくても、ちょっと空いた時間に遊んで、すぐやめて、それで満足できるようなゲームをつくりたいというのが当時のテーマでもあったんですね。

「どうぶつの森」の魅力はは今も昔もコミュニケーションを楽しむこと。

そのコンセプトは当時から変わっていないですね。

対談の全文はコチラ☞ https://www.nintendo.co.jp/etc/seminar2008/doubutsu/03.html?_ga=1.253414281.1881732584.1456648756

初代どうぶつの森の内容は?

ハードの制約上、グラフィックやフィールドが狭いなど難点はあります。

それは仕方ない部分ですよね。

そもそも当時はまだブラウン管時代だし…。

でも雰囲気は今と同じですよね!

当時から現実と同じ時間が流れ、昼夜や四季の変化もありました。

バレンタインやお花見など、年中行事があるのも同じ。

当時のNINTENDO64に外付けするコントローラパックにデータを保存し、友達のソフトに遊びに行くということもできました。

ちなみに、どうぶつたちが話す不思議な音、この技術は任天堂が特許を取っています!

どうぶつの森はやっぱりすごい!【まとめ】

今も昔も「どうぶつの森」が変わらないのはコミュニケーションを取りながら好きなように行動できること。

明確なゴールがなく、自由な行動ができることです。

実は「自由な行動」は「何をしていいかわからない」にもつながる危険性があります。

対極にあるのはドラクエなんですね。

ドラクエは基本やることが決まっていて、レールがありつつ寄り道もできるスタイル。

その理由をドラクエシリーズの生みの親である堀井雄二さんは次のように語っています。

オープンワールドは自由度が高い反面、諸刃の剣の面もありますね。ユーザーが何をしたらいいか分からなくなる難しさも、ありますからね。

(略)

「ゲームの目的が与えられていないから、普通の人には何をしていいのか分からないのも事実だな……」と、残念にもなったんですね。そこで僕は、「お話のレールを一本引いてみよう」と考えました。それで作ったのが、最初の『ドラゴンクエスト』です。

https://news.denfaminicogamer.jp/interview/170927

それぞれの良さがあって当然ですが、「どうぶつの森」には何をすればいいかわからない!と思う場面がないこと。

裏を返せば、何もしなくても動物たちとコミュニケーションをとるだけで楽しいんですよね。

それってゲームとして本当にすごいことだと思います。

その原点は初代「どうぶつの森」からしっかり引き継がれてますね!