ついに大阪マラソンも中止か・・・
コロナウイルスの流行に伴い、各種スポーツイベントは壊滅状態。
マラソン業界も3月の東京マラソン一般ランナー出場見送りに始まり、その後の大会は軒並み中止になりました。
秋冬になれば大会は開催されると信じてきたけれど、実際は厳しいものですね。
今日はマラソン界の状況と今後について考えてみましょう。
フルマラソンは続々中止 秋冬はほぼ全滅?
秋冬のフルマラソン大会はほぼ全滅の様相です。
コロナウイルスの流行と大会の関係を時系列でまとめてみましょう。
2月17日 東京マラソンの発表ですべてが変わった
振り返ると、最後にまともな大会が開催されたのは2020年2月16日。
まだコロナウイルスの流行が深刻化していないときでした。
- 京都マラソン
- 熊本マラソン
- 北九州マラソン
などなど、1万人以上の大規模大会が各地で開催されました。
私、ヨージーは青梅マラソンに出場、1万9千人のランナーが集まりました。
思えば更衣室はすし詰め状態だし、今思えば信じられない状況でしたが。
青梅マラソンも、沿道はマスクの推奨、ゲストの高橋尚子さんとのハイタッチは無しなど、対策が取られていました。
そして、翌17日に東京マラソンの一般ランナーの出場取りやめが発表され、潮目が完全に変わりました。
その後はご承知の通り。
各種大会がほぼすべて中止になりました。
ちなみに、大会が中止でエントリー料が返金されないことも話題になりましたよね。
返金問題を扱った記事はコチラで解説しています。
1月に書いていた記事ですが、東京マラソン絡みで多くの方に読んでいただき感謝いたします。
あわせて読みたい☞マラソン大会中止でも返金なし マラソン界の闇を語る
秋冬の大会も続々中止に
私も3月のフルマラソンにエントリーしてましたが中止に。
その時は、また秋の大会に向けて頑張ればいいやと、楽観的に考えていました。
しかし、その後の動きは予想を超える悪い展開。
6月12日時点で中止が発表された大会は
- 横浜マラソン
- 神戸マラソン
- 金沢マラソン
- 大阪マラソン
- つくばマラソン などなど・・・
大規模な大会は全滅という状況。
エントリーを受け付けてギリギリまで判断を保留した大会もあれば、エントリー開始を遅らせて判断をまったり、つくばマラソンはエントリー受付前に早々に中止を決めたりと大会によって差は出ました。
結論は、ぜんぶ中止。
各大会の最新状況まとめ記事を4月にアップしましたが、その後続々中止でひどい状況です。
あわせて読みたい☞2020年の都市型フルマラソンは開催できる?最新まとめ
現時点で正式発表がない大規模大会は12月の湘南国際マラソンくらいでしょうか。
おそらく、中止でしょう。
ちなみに神戸マラソンのホームページに掲載された中止理由は以下の通り。
令和2年11月15日(日)に開催を予定していた「第10回神戸マラソン」について、大会開催に向けて慎重に検討を重ねてまいりましたが、新型コロナウイルス感染症の影響により、ランナーをはじめ、大会を支える医療・救護等のボランティア、沿道で応援をいただく皆さまなど、神戸マラソンに関わる方々の安全・安心の確保が困難であると判断し、誠に残念ながら「今年度の大会開催を見送り、当初予定日から1年程度延期する」ことに決定をいたしました。
http://kobe-marathon.net/2020/news/2020060501.html
他の大会も似たり寄ったり。
つまり、安全の確保ができないから中止ということ。
でも、その理屈だと再開できるときはあるのでしょうか?
どこかで折り合いを付けないといけないと思います。
そして気になるのは来年の大会。
2月には京都マラソン、3月には東京マラソンや名古屋ウィメンズマラソンが開催される予定ですが、できるのでしょうか?
2021年のフルマラソンは開催できるのか予想
ランナーとして気になるのは2021年の大会が開催できるのか?
例えば京都マラソンのエントリーが始まるのは例年7月から。
状況を見極めるために少しエントリー開始を遅らせたとしても、11月の大阪マラソンが6月に中止を決めたスケジュールを考慮すると、2月の京都は9月には決定する必要があります。
問題は、それまでにコロナに対して抜本的な対策ができるか?
ワクチンが開発されればいちばんですけど、無理でしょう。
アフターコロナで新しい生活様式が提唱されるなど、大人数で集まること自体が不可という雰囲気もありますよね。
となると、もうできないんじゃない?という予想も成り立ちます。
私が勝手に予想する展開は以下の3つ。
2021年もほぼ全滅 雰囲気が変わるまで待つ
いちばん最悪の展開はこれですね。
開催しても叩かれるだけだし、クラスターが発生したら目も当てられない。
中止がいちばんという結論。
ランナーとしてはツラいですが、可能性は高いと思います。
強行開催
まずありえないと思いますが。
ただし、河川敷で行う数百人規模の小規模な大会なら開催する道もあると思います。
公式記録としては認定されないけど、ランのモチベーションを維持するためには、小規模大会に出るのもありですね。
規模を縮小して開催
このパターンもあり得るのでは?と考えています。
東京マラソンや京都マラソンのような3万人を超える大規模大会は難しいかもしれません。
でもその他地方の1万人規模の大会、例えば
- 静岡マラソン
- 高知龍馬マラソン
- 鹿児島マラソン
この辺りの大会で、規模を5,000人に縮小し、かつエントリーを県内在住者に限定する。
それならば可能性はあるかもしれません。
ただし、縮小すればエントリー料の収入が減るから自治体の負担が増える可能性があることがあります。
また、規模の小さい大会では道路の占有許可が難しくなり、制限時間が5時間に短くなるなど、初心者に厳しい大会になる可能性もあります。
たしかに5,000人程度なら7時間は間延びしますね。
いずれにせよ、マラソン業界は厳しい予想しかたちません。
フルマラソン続々中止でマラソンブームは終わる?
思えば2007年に東京マラソンが開催されてから、マラソンブームが始まりました。
東京マラソンの倍率は10倍を超え、全国各地でも新たなフルマラソン大会が誕生しましたね。
でも、コロナウイルスの影響で続々中止。
危惧するのは、マラソンブームが終わることです。
大会をモチベーションに走っている人って多いんです。
私の周りもそう。
東京マラソンに出たい!
これってものすごいパワーなんですよね。
でも東京マラソンに当たらないけど、どっか他の大会に出たくなる。
それで他の大会も潤う。
すべてがうまく回ってます。
でも大会がなければ、コアなファンしかマラソンをやらない時代に戻るのではないでしょうか?
趣味として、体力づくりとしてランニングを細々続ける人は今後もいると思います。
でも、多くの人を惹きつけるマラソン大会の存在は大きいもの。
大会がなければブームは去ります。
東京マラソンや大阪マラソンなど、一部の人気大会を除いて、消滅する大会も出てくるでしょう。
もちろん、そうなってほしくない!
でも現状見る限り、そうとして思えないんですよね。
さて、2021年の大会はどうなるか、私の予想が外れることを祈ります!
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