だからあなたの文章は読まれない?リライトのビフォーアフターを徹底紹介

なんかこの文章読みにくい・・・

共感できないし全然頭に入ってこない・・・

なんか読みにくい文章だな…って思うことありませんか?

タイトルから興味を持って読み始めたものの、だんだん興味を失っていくケースもありますよね。

逆にブロガーなど、文章を書く側とすれば、なぜ私の文章は読まれないのだろうと悩むことも。

私、ヨージーもいちブロガーとして読まれやすい文章を書こうと意識しています。

今回は実際に出会った文章を晒しながら、自分なりにリライトしたケースを紹介します。

リライト前の文章はすごいです。

ヨージー
ヨージー

こんなの読めるか!と思ったね。

リライト後にどう生まれ変わったかも含めて、最後までお楽しみください。

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読まれない文章にありがちなこと

そもそも読まれない文章には以下の3点が欠けています。

もちろん他にも細かな注意点はたくさんありますが、少なくともこの3点を意識すれば文章の質は上がります。

読者像をイメージできていない

いちばん致命的なのがこれ。

そもそものターゲットが違っているケース。

例えば野球選手に野球のルールを解説しても意味ないですよね。

逆もまたしかり

これから野球を始める少年たちに、いきなりシンカーの投げ方を教えても意味ありません。

伝えたい内容が伝える相手とマッチしているか、ここを間違えたら誰も興味を持ってくれません。

専門知識の押し付け

特に先生が生徒に教えるスタイルの場合は要注意。

金融でもITでもどんな話も同じ。

先生って専門用語で知識を披露しがちです。

オレの知識すごいでしょう?

生徒は思った以上に敏感です。

専門用語ばかりで何もわからない、情報量が多すぎて何も入ってこないとすぐに離脱します。

よく言われるのが、小学生にもわかるようにする伝えること。

特に専門的な話は、少しでも躓きがあれば読んでくれなくなります。

文章のリズムが悪い

文章のリズムが悪い例のひとつが、一文が長くてダラダラしているパターンで、一文が長いとどこがポイントなのかがわかりにくくて結局誰にも伝わらない文章になりがちで、そのための解決方法が…。

なに言ってるかわからないでしょう?

切れることろはなるべく切って、一文を短くしたほうがリズムは生まれます。

もうひとつは文末。

文末がすべて「~ます」で終わっていると、非常に読みにくい。

リズムが一定すぎて、抑揚がないんですよね。

これを避ける方法は音読すること。

音読して不快な文章は、読んでても不快だから。

体言止めや疑問形、呼びかけなどを使ってリズムを保ちましょう。

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読まれない文章ビフォーアフター

なんでこんな話をしたかというと、冒頭に書いた通り究極に読みにくい文章に出会ったから。

きっかけは、本業での出来事でした。

私が所属している会社の部署で、社内向けに保険やお金などの豆知識情報を配信しようという話が出たんです。

いわゆるマネーリテラシーをあげることは大事だし、そこまで大掛かりな話でもないので実施の運び取りました。

執筆は私より一回り年上の先輩で、金融知識は豊富な方。

そして最初のテキスト原稿が上がってきたのですが、ちょっとびっくりな内容でした。

リライト前の超絶文章

超絶読みにくいし、内容が入ってこなかったんですね。

一部加工してお見せします。

余白や色はこれからで、まずはテキストだけ提出されたのは理解してますが、それにしてもつまらない。

はっきり言って、最初に伝えた「読まれない文章にありがちなこと」を3つすべて網羅しています。

加えて、この文章に抜けているのは以下の2点。

  1. 読む気を維持させる努力
  2. 読者の知識レベルに合わせる努力

自分が書きたいことをただ書いた自己満足文章。

そもそも読者は読んでくれないものと思うべき。

読む気のない読者にいかに振り向いてもらうか、それは共感や気付きがあること。

ただの演説みたいの聞かされても、だれも立ち止まりませんよね。

選挙の演説イメージすればいちばんわかりやすい。

これはまずいと思いましたが、執筆者は私の一回り上の先輩。

あまり気を悪くさせるのは得策ではありません。

そこで元の文章を生かしつつ、ある程度情報量はカット。

ヨージー
ヨージー

社員はみんな先輩ほど詳しくないから、いっぺんに教えてもらっても理解できないですよ!

それっぽい理由を付けて、思いきりリライトしました。

リライト後の文章

実際に私が提出したテキストがコレ。

これでもそんなにいい文章とは思いませんが、少なくとも元の文章よりは読まれるものになったと自負があります。

本当はもっと砕けた感じにしたいのですが・・・。

繰り返しになりますが、意識したのは以下の点。

  1. 読んでもいいかなと思わせる。
  2. わかりやすい言葉選びで離脱するのを避ける。
  3. 気付きを与えて興味を持続、次も読みたいと思わせる。

読者は読んでくれないのが普通と思うべきですね。

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読まれる文章を身につけるコツ【まとめ】

最後は、読まれる文章を身につけるコツを紹介。

私が参考にしてるのは、メンタリストDaigoさんの「人を操る禁断の文章術」

文章の基本が詰まっている良書です。

文章の究極の目標は読ませることではなく、人を動かすことだと語っています。

広告などは、その典型ですよね。

気を引く話をLINEで送れたら、好きな人を振り向かせることもできます。

そのコツをわかりやすい言葉で丁寧に解説してくれています。

この本を読めば当然読ませる文章が書けるし、その先に人を動かすことができるでしょう。

つまり、全員が読んでおいて損しない本では?

読まれない文章を実際にお見せしましたが、あなたの文章はどうですか?

心当たりがあれば、ビフォーアフターを参考に、人を動かす文章を目指しましょう。

本記事がそのきっかけになれば幸いです。

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